部品交換はお早めに…

流通の世界で「平常ではない」という意味では現在(2026年5月)の日本国内の状態は有事です。需要と供給のバランスが崩れてますからね。必要としている人に対して必要な物が行き届かない事態が一部で発生しています。

これはみなさんご存じの通り現在の「中東情勢」に原因があります。ただ、その中東情勢により、具体的には何が原因でこういう事態が起こっているのかは推測ばかりが飛び交っています。

とりあえず「~らしいよ」という話は置いといて、工業機械部品販売業を営んでいる私の周辺事実をお知らせします。

①Vベルト等のメーカー「バンドー化学株式会社」が、中東情勢悪化に伴う影響を受け、原材料・部品の調達に問題が発生しており、今後納期と価格を調整する可能性が高い。

②ホースメーカー2社(株式会社トヨックスナガセルータック株式会社(旧:東拓工業株式会社))の製品が6月1日より10~22%値上げ。

まず私が把握している事実は上記2点です。ここでいう事実というのはメーカー公式文書で通知が来たという意味です。つまり工業用ホースは値上げが確定していて、Vベルト関係を始めとしたゴム化学製品もその方向で現在調整中。

以上が事実。そして以下は私の推測や感想になります。

まず価格改定についてですが、これは仕方ないなと。というのもその話は担当営業者との会話レベルでは資材高騰に伴い昨年から出ていた話であり、恐らく実施は2026年の秋シーズンかなと思っていたのが今回の中東情勢不安定化で時期が早まったという認識。

それより問題なのは流通在庫が少し枯渇の動きが見えてきたという点です。

とはいっても一般ユーザーが必要とするサイズ、例えば農機具、小型船舶等で使用するようなサイズは現在(2026年5月時点)において入手困難といった動きは見られません。元々の生産量が多いし、何ならウチにも在庫はあります。

問題なのは工場等の施設で使うような大きいサイズの多本掛けといったようなもの。例えば「C形の180番を12本」といったのがなかなか手に入らない可能性が出てきました。もともとが受注生産サイズだったり流通自体が少ないサイズですね。ですのでお客様には早めの発注を私は推奨しております。

そもそもなぜ枯渇するのか?

これについては原油が入ってこないのが原因というより、多くの人々が必要以上に買い込んでしまっている現象だと思います。みんながみんな例年同様の購入量でしたらたぶんそういうことにはならないのでしょうが、無くなるのではないか?という心理から必要以上に買い込んでしまっている。

そうすれば流通上から物が無くなりはじめる。そして私のような末端が「無くなってきたらしいので早めに買った方がいいですよ」と宣伝するから完全に無くなる。たぶんこういったことではないでしょうか。

ただ…さすがに我々の業界のようなニッチな製品では考えにくいですが、過去にも米とかマスクとかがそうだったように、広く一般消費者が必要とするものの中には転売目的で買い込んだ輩もいるだろうし、これからも出てくるだろうと思います。

いつも思うんですが、ああいう行為に対して法律によって規制することは出来ないのでしょうか?つまりこういった有事においての転売目的の大量購入を禁止する規制です。

ゲーム機やポケモンカードといった娯楽商品に国が介入するのは無理でしょうが、昨年の米とかコロナ時のマスクなどは国民の生活保全に直結する問題ですから、その気になれば出来る気がするんですけどね。

「安く仕入れて高く売る」というのは商売の基本ですが、物には適正価格ってのがありますし、それが崩れると作り手、売り手、買い手の誰かが泣くことになります。例えば希少価値のある骨董品などでしたら、売り手と買い手のあいだの世界で好きにやってもらって結構ですが、食料品や医療品などはそういうことがあってはならないと思うんですよね。

少し話が逸れてしまいましたが、とにかくうちの商売に関しては現状①と②が正式なお知らせということ、そして今後メンテナンスや製作等で使用する部品が把握できている場合は納期にゆとりを持った発注を心掛けて欲しいというのが私からの推奨案になります。よろしくお願い致します。

さて話は変わりますが、昨日ディーラーへ業務で使っている車の部品交換に行ってきました。

今冬の終わり頃でしょうか。朝イチにエンジンが一発で掛からずストンと落ちる日が3度くらいありましてね。30年前ならともかく今時の車でエンジンが一発で点火しないなんてまずいじゃないですか。

暖かくなるにつれそういうことも無くなってきたのですが、人間と違って機械に自然治癒能力は無いですからね。寒さが原因かはわかりませんが、どうせまた再発するに決まってるので一度見てもらったんですよ。

そしたらスロットルチャンバーという部品の不具合だろう、と。要はエンジンに空気を送り込むべくパカパカと蓋を開閉する部品が何らかの原因で上手くいってない。

私の車は2年前に中古で買ったものですが2年の保証に入ったため、ギリギリ保証期間で新品に部品交換して頂けました。

それ以来、すごくアクセルレスポンスがいいんですよね。というよりこれがこの車の本来の姿かとびっくりしています。

ということで本格的におかしくなる前に診てもらってよかったなぁというお話でした。みなさまもVベルトやベアリングといった消耗品の交換はお早めに(笑)

ではまた。画像は修理待ちの時間にブログを書いている私の景色。

タイトルとURLをコピーしました