かつてスケボーのベアリングを取り換えた話

私、若い時からロックンロールバンドを40過ぎまでやってましてね。20年位前だったかな。その音楽仲間内でスケートボード…いわゆるスケボーが流行ったんですよね。

日曜日の夕暮れに貸しスタジオにたまたま集まって、天気もいいのでそのうち駐車場で1人がスケボーを車から引っ張り出してきて滑り始めたんですよ。それをみんなで順番に貸してもらってワイワイ騒ぎ始めたのがきっかけかな。

私も「あ、この遊びは結構面白いな」と興味持ちまして自分のが欲しくなっちゃったんですよ。

いざ購入

でもそこはいきなり高いのは買わないところが私の偉いところと言いますか自分の性格を熟知してると言いますか、スケボーショップとかじゃなく地元のホームセンターで数千円の安いのを買いました。

で、さっそく自分の事務所の前の歩道で滑ってみたんですけど、何だかこのあいだ借りて遊んだスケボーより全く滑り出しがよくないし速度の持続もしない。

「くぁー。やっぱ安物だとダメかー」と軽く後悔していると、父親が「そういう安いのは粗悪なベアリング使ってるからウチのに変えてみろ」というので、車輪を外して中のベアリングを確認したらちょうど在庫持ってる規格だったので、全部(一つの車輪に付き2個使用×4車輪分)交換してみました。

そしたら滑りが全く違うのなんのって。普段工業関係のお客様にベアリングを卸している私でしたが、自分の所有物に商品を使用してその効果を目の当たりにしたのはこのときが初めてだった気がします。

スケボー青年来店

さて、その頃は仲間内だけではなく世間でもスケボーが流行ってた時代でしたので、どこで聞きつけたのかダブダブのTシャツにVansのスニーカーを履いた若者が「スケボーに使うベアリング置いてるってマジっすか?」とご来店されたことがあります。

私「スケボー用というのは無いけど、工業用も規格はたぶん同じだから使えますよ」

兄さん「(ポケットから取り出して)これなんすけど…これのオイルベアリングってやつありますか?」

私「オイル?グリースじゃなくて?」

兄さん「なんかスケボーのはオイルを差し込むのがよく滑るらしいんすよね」

私「じゃあここの蓋をマイナスドライバーを突っ込んで外して、それから灯油にでも2,3日つけてグリース抜いて乾かした後にオイル注せばいいんじゃないかな」

兄さん「あ、なるほど」

私「でも、このままでも十分よく滑ると思うけどなぁ」

兄さん「じゃあとりあえずそれでいいので8個ください」

彼を皮切りに、それからしばらく仲間のスケボー兄さんらしき人たちがやってきては、この『608LLB』という工業用ミニチュアベアリングを8個ずつ購入していくという現象が起こりましたとさ。

ということで最後になりますが、当時僕がベアリングを交換した自分のスケボーがまだ倉庫に現存してましたので、手順を写真で説明し今回の記事はおしまいとさせて頂きます。ちなみに買ったのはいいものの、遊んだのは数回で終わってしまったのはご愛嬌。

ではまた。ごきげんよう。

ベアリング交換手順

こちらが20年前の私がホームセンターで購入したスケートボード。

 

 

タイヤの内側にある、クルマでいえばホイール部分にあたるのがベアリング。

 

 

なんでもいいからこういう工具でナットを外す。

 

 

簡単にタイヤは外れます。

 

 

これが20年前に交換したベアリング。ちなみにひとつのタイヤに2個ずつ使用されてますので、全交換には合計8個が必要。

 

 

ちなみに新品はこちらになります。NTNというメーカーの商品名は『608LLB』です。

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